賞歎[語句情報] » 賞歎

「賞歎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

賞歎の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
析を行ない得るということを。 プラトンは『テアイテートス』に於て、哲学の動機を賞歎との二つの性格として対立する。 存在論に於て観想的世界観に相当するものは観....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
な宗教的な運動に始まると云われるに反して、ギリシアの夫は真実に対するヘドニックな賞歎によって特徴づけられるからだ(プラトンの『テアイテートス』)。一方が中世的接....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
に荷《にな》って弓を引いたときの心はいかであったろう。命中したればこそ敵も味方も賞歎《しょうたん》したものの、弓を引き絞った時、矢を放った時の心の苦しみはどうで....
雪だるま」より 著者:小川未明
だるまだなあ。」といって、二人は、自分たちのつくった、雪だるまを目をかがやかして賞歎しました。次郎は、墨でだるまの目と鼻と口とをえがきました。だるまは、往来の方....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
我等こときの目に能見へ候か上手たるへきと存事に候、 忠利の「松風」の出来栄えを賞歎した手翰であるが、師弟和楽の状が、紙面に躍如と溢れている。 忠利は寛永十四....