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賞用
「賞用〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賞用の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
がこれは甚だ惜しい事だと思う。 赤豌豆は、花があれで中々しおらしくて美しい、観
賞用にしたスイートピーよりは畑作りの豌豆の花の咲き揃った所が弥之助は好きであった....
「和算の社会的・芸術的特性について」より 著者:三上義夫
那伝来の算法であるが、天元術の高次方程式を避けて簡便に算盤の解法に訴え得るものを
賞用して、これを和術と呼んだのである。この点にいわゆる和算、すなわち日本の数学の....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
般の場合を得たり、概値から出発して次第に精密になるようにして見たり、こんな手段を
賞用したのは実に著しいことであって、ここに和算の一つの特色が現われているのである....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
豆腐は大豆より製したるものにて滋養分多く、蛋白質七分六厘、脂肪三分六厘あり。最も
賞用すべき安価食物なり。然れども消化は悪し。 ○蒲鉾は上等品にて蛋白質弐割、脂肪....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
想が自然に統一せらるるに至った結果、分進合撃すなわち会戦地集結が作戦の要領として
賞用せらるるに至った。 しかしモルトケも必ずしも勇敢にこれを実行し得なかった事....