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賞賜
「賞賜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賞賜の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
二千俵を賞せられたようなこと、また勤王家として知られた田宮如雲以下の人たちが多く
賞賜せられたようなことは、藩主たる茂徳のあずかり知らないくらいであった。もともと....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
の心に懸けて死んだ躋寿館校刻の『医心方』は、この年完成して、森枳園らは白銀若干を
賞賜せられた。 抽斎に洋学の必要を悟らせた安積艮斎は、この年十一月二十二日に七....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
幾度もこうしてついに土上に戻る馬の口を取りて引き返し、衆《みな》大いに悦び老人を
賞賜したてふ事じゃ。予の現住地田辺町と同郡中ながら、予など二日歩いてわずかに達し....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
中に留まったのを王に示して、この通りかの者を誅したと告げたので、王大いに悦び重く
賞賜した。時に仙人の住所を護る神来って仙人に告げたは、汝の外甥児《がいせいじ》今....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
原・藤原諸氏も、措いて顧みなかったものではなかろうか。 奥州平定の当時、諸将の
賞賜せられた地方は明かなものが少い。『吾妻鏡』には畠山重忠が狭少の葛岡郡(後玉造....