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賞辞
「賞辞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賞辞の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
れば、幕府のやつらは驚嘆して、旅川周馬様の隠密術に礼拝するぜ。お上は御加増、御|
賞辞とくる。駿河台の世阿弥のあとに宅地をたまわり、栄光一身にあつまってくるンだか....
「三国志」より 著者:吉川英治
勇み矜らぬはなかった。 「そうか。よくこそ」と孔明は、それから各自の者へ向って、
賞辞と宥りを惜しまなかった。けれど彼の心中には、拭いきれない一抹のさびしさがあっ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
持ち犬”であり、あらゆる日頃の飼育と訓練をこめて来たのだ。――勝てば、執権高時の
賞辞や、莫大な“賭け物”を一挙につかむ。 熱狂ぶりは、むりもない。 だが、こ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
戦いぶりを、さも得意げに、申したてた。 「あっぱれ、よくやった」 大塔ノ宮は、
賞辞されたが、弟宮の宗良は、よく正視もなされぬのみか、お顔のいろすら、青白うなら....