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賢所
「賢所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賢所の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
めて言えば、楸はわが国のあずさは博物館の庭にあると。鴎外はこれに附記して、自分は
賢所参集所の東南に一株あったと記憶するといっている。 きささげについて書いて置....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
いぶかるような気配もない。そのまにミシリミシリ堂の廊を一巡してゆくと、神器のある
賢所でもあろうか、み簾を垂れた内陣の一隅に夜すがら点っている一|穂の灯が見えた。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
夜風のなかをヒタ走りに喘ぎあった。 たれも身に持った物など何一つない。すでに、
賢所の神鏡(三種の神器の一つ)も、こうなるまえに、北山の西園寺公宗の邸へひそかに....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
! ――と声大きく触れ出された瞬間からの光景といってはもう一ト方な騒ぎではない。
賢所の神器を、玉体にお添えし、鳳輦へと、お急き立てはしたものの、それをかつぐ駕輿....