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質問
「質問〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
質問の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
》かせた、病弱らしい少年を映している。しかもこの顔色の悪い少年は絶えず毒を持った
質問を投げつけ、人の好い教師を悩ませることを無上の愉快としているのだった!
信....
「十円札」より 著者:芥川竜之介
・ルブランの探偵小説を読み耽《ふけ》っている。が、保吉の来たのを見ると、教科書の
質問とでも思ったのか、探偵小説をとざした後、静かに彼の顔へ目を擡《もた》げた。
....
「河童」より 著者:芥川竜之介
には縁の遠いチャックです。チャックはちょっと鼻目金《はなめがね》を直し、こう僕に
質問しました。
「日本にも死刑はありますか?」
「ありますとも。日本では絞罪《こ....
「桃太郎」より 著者:芥川竜之介
した。」
鬼の酋長はもう一度|額《ひたい》を土へすりつけた後、恐る恐る桃太郎へ
質問した。
「わたくしどもはあなた様に何か無礼《ぶれい》でも致したため、御征伐《....
「毛利先生」より 著者:芥川竜之介
同じ事さ。」
「じゃ毛利先生は一学期だけしか御教えにならないんですか。」
この
質問には丹波先生も、いささか急所をつかれた感があったらしい。世故《せこ》に長けた....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
かにも、副官が一人、通訳が一人、二人の支那人を囲《かこ》んでいた。支那人は通訳の
質問通り、何でも明瞭《めいりょう》に返事をした。のみならずやや年嵩《としかさ》ら....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
い。(この時若い聴講生が一人、「先生、『全否定論法』を加えてはいけませんか?」と
質問する)いや、『全否定論法』を加えることは少くとも当分の間は見合せなければなり....
「二つの手紙」より 著者:芥川竜之介
名を負わせないように、閣下の御《ご》職務を御完《おまっと》うし下さい。
猶、御
質問の筋があれば、私はいつでも御署《おんしょ》まで出頭致します。ではこれで、筆を....
「保吉の手帳から」より 著者:芥川竜之介
ぜつめい》になった。この場合|唯一《ゆいいつ》の血路《けつろ》になるものは生徒の
質問に応ずることだった。それでもまだ時間が余れば、早じまいを宣《せん》してしまう....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
マッポンがどうして」などと話していた。僕はもちろん「マッポン」とはなんのことかと
質問した。 「どういうことも何もありませんよ。ただその先生の顔を見ると、マッポン....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ございました。 激しい昂奮から冷めた私は、もちろん私の守護霊に向っていろいろと
質問の矢を放ち、それでも尚お腑に落ちぬ個所があれば、指導役のお爺様にも根掘り葉掘....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
ンが聞いて、伝に書いた。それをそのまま著者は紹介したのである。 「自然界に適当な
質問をしかけることを知っている人は、簡単な器械でその答を得ることをも知っている。....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
の葡萄酒のグラスを唇につけようとしていたが、一瞬静止して、無限の尊敬の意をこめて
質問者を見やり、やおらグラスをテーブルにおろし、口を開き、この物語がきわめて論理....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
がいうがごとく一種のクーデターであると断言するものであります。さきに、政府方針の
質問演説の際、我党の三宅正一君が、解散すべきは国会にあらずして自由党そのものであ....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
見つからなかった。僕はやむを得ず荒物屋の前に水を撒いていたお上さんに田舎者らしい
質問をした。それから花柳病の医院の前をやっと又船橋屋へたどり着いた。船橋屋も家は....