質感[語句情報] »
質感
「質感〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
質感の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
の方が、写実主義的な美術や小説の類に比して、より多く詩的であり、詩という言語の本
質感に接近している。 かく考えれば、詩と芸術、詩人と芸術家とは、必ずしも同一異....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
骨である。人は動く、形は変化する色彩が複雑で初学の眼には判然としない。またその物
質感も石膏と違ってかたい所、あるいは軟かい場所等様々の触感があるために最初に人体....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
そんな場合の道誉は、憎もうにも憎めなかった。さりとて、親しむには、親しみきれぬ異
質感を、また、どうしようもない高氏でもある。 「わしの小心を見抜かれたか」 高....