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賭将棋
「賭将棋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
賭将棋の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「父杉山茂丸を語る」より 著者:夢野久作
で金一円也を送って来たのもその頃であったという。 広崎栄太郎という父の旧友が、
賭将棋で勝った金十七銭也を持って来て、私の一家の餓を凌がしてくれたのもその頃の事....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
った。昔は将棋指しには一定の収入などなく、高利貸には責められ、米を買う金もなく、
賭将棋には負けて裸かになる。細君が二人の子供を連れて、母子心中の死場所を探しに行....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
お大きな声を送っていた。 やっと、それを聞き止めた宅助と門番は、さしかけていた
賭将棋の駒をつかんだまま、びっくりしてお長屋の端から飛びだしてきたが、 「あっ」....