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「賭弓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

賭弓の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
あさましきもの」より 著者:太宰治
賭弓《のりゆみ》に、わななく/\久しうありて、はづしたる矢の、もて離れてことかた....
源氏物語」より 著者:紫式部
しい方のおいでになる所の花でも見れば気の慰みになるかもしれぬと思って出て行った。賭弓の競技が御所で二月にありそうでなかった上に、三月は帝の母后の御忌月でだめであ....
源氏物語」より 著者:紫式部
家で宴会の開かれるのを、大臣は六条院ですることにして匂宮にも御来会を願っていた。賭弓の席には皇子がたの御元服あそばしたのは皆出ておいでになった。后腹の宮は皆|気....
源氏物語」より 著者:紫式部
大|饗宴に招かれた公達などがそこにはおおぜい集まっていた。兵部卿の宮は左大臣家の賭弓の二次会、相撲の時の宴会などには出席されたことを思って、第一の貴賓として右大....
源氏物語」より 著者:紫式部
なった。 それ以来|兵部卿の宮は宇治の女のことばかりがお思われになった。宮中の賭弓、内宴などが終わるとおひまになって、一月の除目などという普通人の夢中になって....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
は、小屋掛などすることは稀れにもない。めずらしい幻術師が来ても、傀儡師が来ても、賭弓や賭剣術が催されても、野天であった。 きょうの催しは、そういうただの人寄せ....
こども風土記」より 著者:柳田国男
をつけたことは無論である。朝廷や京都の大きな御社にも、中世以前からこれとよく似た賭弓の御式があって射手は右左に分れて勝負を競うほかに、おのおの一方の声援者があり....