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「賭碁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

賭碁の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
》るから取られると額《ひたえ》へ筋を出して面白いから、阿部、紀伊國屋と一両賭けて賭碁《かけご》は何《ど》うだ」 阿「どうも勝って来たものだから直《すぐ》に附込....
木の子説法」より 著者:泉鏡花
。……ただ、それだけではないらしい。学生の癖に、悪く、商売人じみた、はなを引く、賭碁を打つ。それじゃ退学にならずにいません。佐原の出で、なまじ故郷が近いだけに、....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
いりませぬから、渋々我家へ帰り、様子を尋ねますると、友之助という者が大伴蟠龍軒と賭碁を打って負けましたので、女房お村を奪られた上に、百両の証文が三百両になってい....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
「私は六段格で。ヘッヘ」 と、甚八はさッさと白をとった。神田の甚八といえば江戸|名題の賭碁のアンチャン。本職は大工だが、碁石を握ると素人無敵、本因坊にも二目なら絶対、....
魚紋」より 著者:吉川英治
、甘い男たちが運んで来るらしい。もっとも初めは指南だけであったが、いつの間にか、賭碁が専らになり、そのほうの収益も尠くない。そしてお可久様を張りに来ている連中も....