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「賽日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

賽日の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎教師」より 著者:田山花袋
こうたれてつめたくなったんだッてよ」 「あっけねえこんだなア」 「今日ははア、御賽日だッてに。これもはア、そういう縁を持って生まれて来たんだんべい」 「わしらも....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
ととて店でも新年宴会を慎しみ、丼で済ませ、地獄の釜の蓋もあくという正月十六日のお賽日は一日店を休ませました。それから株を与えてある店員十名を、改築前の広間に招き....
私本太平記」より 著者:吉川英治
めしげな農家の声を、つんぼのように、今日の空も、雲さえ見せていなかった。 が、賽日でもあろうか。 長谷詣りの男女が、この炎天にもめげず、密集していた。その中....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
意すべきことは、第一には釈迦と言わずして薬師と言ったことである。月の八日は薬師の賽日には相違ないが、この類の薬師はかえって八日という所から祭り始めたのではないか....