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贖い
「贖い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
贖いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
庵室に暫らく留め置かれることになった。たとい、都からの迎えが来ても、結界を越えた
贖いを果す日数だけは、ここに居させよう、と言うのである。 牀は低いけれども、かい....
「三つの悲憤」より 著者:豊島与志雄
「はい、覚悟をしております。私共が民兵団全部の責任を負い、その責任を私共の血で
贖います。ついては、一つのお願いがあります。范司令殿の貴い血は、敵兵全部の血を以....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
己を、罪障から贖う。』 『ダイバの婚礼による妻から生れた息子は、尊族卑族各七人を
贖い、アルシャの婚礼による妻の息子は各三人を、プラアジャアパチャの婚礼による妻の....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
のどこを捜して見ても何ほどの物も残っているはずがない。若返るためには贖物が入る。
贖いもせずにいては所詮助かる見込はあるまい。天寿国は夢にも見られないのである。 ....
「寡婦」より 著者:秋田滋
たのです。いまだに私はそれについては始終後悔の涙にくれるのです。私は生涯その罪の
贖いをして来ました。こうして老嬢をとおしております。いいえ、老嬢と云うよりも、婚....