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赤る
「赤る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
赤るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
方だね」 「でも、風がないから大したことはありますまい」 言っているうちに火の
赤るみはようやく大きくなる。 「たしかに新宿の方角だ、早く行こう」 「足が痛うご....
「火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
いほど、柔脆の肉つきではあるが、楽焼の陶器のような、粗朴な釉薬を、うッすり刷いた
赤る味と、火力の衰えた痕のほてりを残して、内へ内へと熱を含むほど、外へ外へと迫っ....
「巨椋池の蓮」より 著者:和辻哲郎
るうちにどれほどの時間がたったかは忘れたが、やがてだんだん明るさが増し、東の空が
赤るんでくると、ついに東の山、西の山が見えるようになって来た。それとともに、蓮の....