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赤チン
「赤チン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
赤チンの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「原爆詩集」より 著者:峠三吉
おかた疎開家屋の跡片付に出ていた女学校の下級生だが、顔から全身へかけての火傷や、
赤チン、凝血、油薬、繃帯などのために汚穢な変貌をしてもの乞の老婆の群のよう。 ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
院の幼稚園だか小学校だかで保健婦? ちがったかも知れん。とにかく、子供がころぶと
赤チンを持って慌てて駈けつけたりする役目で、毎日学園内を右往左往御多忙の由である....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
死人の事で一杯なんだ」 と、いゝました。十全病院に廻るよういわれました。そこで
赤チンをぬられ繃帯をしてくれましたが、後で、わたくしが近所の医者で治療を受けた時....