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赤坂離宮
「赤坂離宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
赤坂離宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
を加える傾向のあることである。 四月十六日から五月三十一日までの空襲で、皇居、
赤坂離宮、大宮御所も災厄を受けたが、大宮御所の場合は夜間爆撃とはいえ、月明の中で....
「惜別」より 著者:太宰治
の新聞を私の方に押してよこした。見ると、その新聞の上段に大きく、 観菊会行幸啓
赤坂離宮に 内外人四千九十二名 などという見出しが掲げられてある。本文を読ん....
「生まれ変った赤坂離宮」より 著者:中井正一
生まれ変った
赤坂離宮 中井正一 二つの足で立つようになるために、人間は二十万年もころんでは....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
出すところまで行っていない。 十六日の十時にH宮に内閣組織の大命が降り、本部に
赤坂離宮を拝借して、日本はじまって以来の豪華な政治風景の中で組閣の準備をはじめた....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
、外糀町口《そとこうじまちぐち》の木戸(四谷見附交叉点)を通ってお上屋敷(いまの
赤坂離宮のある地域)の御正門へ入ったが、外糀町口の木戸から正門までのわずか五六町....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
不調和なるは赤坂《あかさか》紀《き》の国坂《くにざか》の往来に越す処はあるまい。
赤坂離宮のいかにも御所らしく京都らしく見える筋塀《すじべい》に対して異国種《いこ....
「国会図書館のこのごろ」より 著者:中井正一
時ごろまで寝ない日がつづいた。私も夜半まで皆の帰るのをただ一人待つ日が多かった。
赤坂離宮の全館に人一人いない夜、ただ一人(宿直は二人いるが)待っていると、しみじ....
「猪鹿蝶」より 著者:久生十蘭
らのためにもいいかもしれなくってよ。そんなら、いいパァティにご案内するわ。午後、
赤坂離宮で使節団の観光茶会があるのよ。元宮様や大公使の集り……お出になる気はなく....
「四谷、赤坂」より 著者:宮島資夫
では救世軍の学校と変圧所がある、あのあたりは、昔は辻斬のあったという場所である。
赤坂離宮横、喰違い見附の向うの土手には、首縊《くびくく》りの松という松があった。....