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「赤岳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

赤岳の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
北アルプス縦走 私は八月七日から高瀬入―烏帽子小屋、三ッ岳―五郎岳―赤岳より水晶山と赤牛岳へ往復、鷲羽岳―三俣蓮華小屋、三俣蓮華岳―中ノ俣岳―上ノ岳....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
るばかりでなく、そのくずれた火山形にある、即ち外輪山の火口壁が欠損して、最高点の赤岳をはじめ、硫黄岳、権現岳、擬宝珠岳、西岳などの孤立峰を作って、それが山名の八....
大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
残っているその草原の向うの一帯の森のうえに、真白な八つが岳――そのうちでも立派な赤岳と横岳とが並んで聳《そび》え立っていた。 「高原というのは、こうやってそこへ....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
、全く姿が同じであったので、あれは八ヶ岳であったかと、多年の謎が解けたのである。赤岳を主峰として八つの嶺が序列正しく白い新雪を冠り、怒れる猛獣が銀の牙を天に向か....
雪の武石峠」より 著者:別所梅之助
似たる姿、薄紫の色、わが夢の色。ゆくてに高きは、曾遊《そうゆう》の八ヶ岳――その赤岳、横岳、硫黄《いおう》岳以下、銀甲つけて、そそり立つ。空は次第に晴れて山々も....
層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
、ここに黒岳の一峰の上に立てり。さても大雪山の頂上の広きこと哉。南の凌雲岳、東の赤岳、北の黒岳の主峰など、ほんの少しばかり突起するだけにて、見渡す限り波状を為せ....
樹氷」より 著者:三好十郎
、どうでやしょうか! 敏行 なあに、たかが一里たらずだろう、平気さあ。ああやって赤岳なんぞ鼻の先に見えてるんだもの。 金吾 いやあ、あんなふうに見えちゃいますが....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
日、雪倉の諸山と、近い三ッ岳や野口五郎岳は、雲の上に姿を顕わしていた。南は黒岳、赤岳、鷲羽、黒部五郎、双六、槍、穂高、乗鞍、御岳と続き、西は尨大な薬師岳に懸る四....