赤川[語句情報] » 赤川

「赤川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

赤川の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原の乱」より 著者:菊池寛
。屈せず猶進んだ重昌は、両手を塀に懸けて躍り込まんとした時、一丸その胸を貫いた。赤川源兵衛、小川又左衛門等左右を防いで居た家臣も同じく討死である。久兵衛重昌の死....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
そのか》すほどのことをやり得られないとしても、天一坊を得れば山内《やまのうち》、赤川となり、大本教を得れば出口信長公となり、一燈園を作れば西田天香となり、ひとの....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
て、いよいよ文部省へ転任する事になった。ちょうどこの年の七月であった、大書記官の赤川※介氏、これは長州人で別に民権主義でもなかったが、長官が代るにそのまま居るの....
首頂戴」より 著者:国枝史郎
張提燈の火が映じ、荘厳の気を漂わせている。 ヌッと現われた頬髯のある武士。 「赤川大膳様ご外出でござる。駕籠を!」 と呼ぶやつを手で制し、 「供は不用ぬよ」....
雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
流にも、山女魚と鱒の姿の大きなものが棲んでいる。地蔵川、熊川、応桑用水、濁り川、赤川などの山女魚は、山にまだ早春の寒い気がとどまっている四月ともなれば、盛んに水....
魔味洗心」より 著者:佐藤垢石
姿の美しい味の立派な山女魚がいる。浅間山麓六里ヶ原を流れる地蔵川へ流れ込む小渓流赤川には、山女魚と亜米利加系の紅鱒との稚魚が棲んでいて、この味は、また別趣だ。 ....
老狸伝」より 著者:佐藤垢石
ご用心。 先年、私は渓流魚釣りにでかけて、奥利根楢俣沢の奥と浅間高原六里ヶ原の赤川の水源近くで、野性の熊に出っくわし、胆を潰して命からがら逃げたことがある。楢....