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赤楽
「赤楽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
赤楽の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青磁のモンタージュ」より 著者:寺田寅彦
びしい秋の感覚がにじんだ。あまりにさびしすぎて困るかもしれない。 青磁の香炉に
赤楽の香合のモンタージュもちょっと美しいものだと思う。秋の空を背景とした柿もみじ....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
の野菜が塩漬にせられた後の、歯ざわりの心よさを感じぬわけにゆかない。 ちょうど
赤楽の茶※を手にした茶人が、その釉薬のおもしろみに、火の力を感じると同時に、その....
「野道」より 著者:幸田露伴
だ。二合余も入りそうな瓢にスカリのかかっているのを傍に置き、袂から白い巾に包んだ
赤楽の馬上杯を取出し、一度|拭ってから落ちついて独酌した。鼠股引の先生は二ツ折に....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
ない特色を示します。大中小とあります。この品野の窯で最も誇ってよいのは、土地で「
赤楽」と呼んでいる土で、これでよく縦に縞を入れます。いわゆる「麦藁手」といわれる....