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赤漆
「赤漆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
赤漆の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
物屋敷に来たような気持になってしまった。 部屋の中は天井から床まで赤ずくめで、
赤漆塗の卓が四ツ五ツ排列して在る間に、赤唐紙張の屏風が仕切ってある。その片隅の大....
「祖母のために」より 著者:宮本百合子
調子なので、皆は不安になって祖母を見た。 「どうして? おばあさま」 祖母は、
赤漆で秋の熟柿を描いた角火鉢の傍に坐り、煙管などわざとこごみかかって弄《いじ》り....