赤潮[語句情報] » 赤潮

「赤潮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

赤潮の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幻談」より 著者:幸田露伴
ああこの雨を孕んでやがったんで二、三日|漁《りょう》がまずかったんだな。それとも赤潮《あかしお》でもさしていたのかナ。」 約束はしたが、こんなに雨が降っちゃ奴....
死の快走船」より 著者:大阪圭吉
の海と化して来た。 不意に東屋氏が力強い声で始めた。 「これです! この物凄い赤潮です。こいつを深谷氏は恐れていたのです。皆さんもきっとお聞きになったでしょう....
骸骨の黒穂」より 著者:夢野久作
国参りの巡礼以外には探しても見当らなくなってしまった。人々はこうした現象を乞食の赤潮といって驚いていたし、警察側でも頻りに首をひねっていたが、しかし、こうした奇....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
様は御性急じゃ。早く彼が願を満たいて、誓の美女を取れ、と御意ある。よって、黒潮、赤潮の御手兵をちとばかり動かしましたわ。赤潮の剣は、炎の稲妻、黒潮の黒い旗は、黒....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
子で、大漂流の間、おどろくべき立派な態度で良識を発揮しました)の千石船は黒潮にも赤潮にも摧《くだ》かれずに漂う力をもっていることを願って居ります。自分が書くよう....