赤道[語句情報] »
赤道
「赤道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
赤道の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「予報省告示」より 著者:海野十三
不明となっていたが、その事件を調査の結果本日一大発見成る。それによれば、大西洋の
赤道附近の海中に怪賊団あり、従来行方不明なりし人々は海底の船艙の如きものの中に幽....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
量は前に述べたものよりはずっと優れたものであったのかも知れない。またこれと同時に
赤道に対する黄道の傾斜角を測定した結果が二八度三五分となっている。 当時の最も....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ってなにが隠れているのか、さぞ読者諸君はうずうずとなってくるにちがいない。それは
赤道中央アフリカのコンゴ北東部にある。すなわち、コンゴ・バンツウ語でいう“|M'....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
》の主要部は、球形《きゅうけい》をしている。 その外につばのようなものが、球の
赤道にあたるところにはまっている。そしてこれはどこか風車か、タービンの羽根ににて....
「恐竜島」より 著者:海野十三
こともあった。 航路は三日以後は熱帯《ねったい》に入り、それからのちはほとんど
赤道にそうようにして、西へ西へと船脚をはやめていたのだ。 とつぜんおそろしい破....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
英国政権に泣きつき、その結果、或る交換条件により、醤およびその麾下は、海を渡り、
赤道を越え、遥かにこの南半球の濠洲のサンデー砂漠地帯の一|区劃に移駐することを許....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
りを振っている。だから、温帯では春夏秋冬がいい割合に訪れて生物を和げてくれるが、
赤道附近では一年中が夏であり、極地附近は一年中が氷雪に閉じこめられている。シベリ....
「月世界探険記」より 著者:海野十三
けれど、もう一つには、このたびの探険隊の持つ電子望遠鏡が、最近はからずも月世界の
赤道のすこし北にある「危難の海」に奇怪な異物を発見したためであった。その異物はた....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
場所へうちあげられたかをいろいろ研究してみると、謎の空缶の投げ込まれた場所は、北
赤道海流のうえであると推定されたのだ」 「はあ、北
赤道海流ですか」 「そうだ。君....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
るこの大渦流水域を称して、「海の水の漏れる穴」とはよくぞ呼んだりだ。 そこは、
赤道無風帯のなかでいちばん湿熱がひどいという、いわゆる「|熱霧の環」のなかにある....
「迷信解」より 著者:井上円了
南北もない。また地球上に住するも、その位置の異なるに従って方位も異なるわけじゃ。
赤道直下にあるときと北極付近にあるときとは、鬼門の方位が大層違ってくる。もし正し....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
果てるよりは、遠くヒマラヤの雪巓を観望する丘の上に燃ゆるが如き壮志を包んだ遺骸を
赤道直下の熱風に吹かれつつ荼毘に委したは誠に一代のヒーローに似合わしい終焉であっ....
「西航日録」より 著者:井上円了
人ここに輻湊し、その盛況これを十四年前に比するに、ほとんど別天地の観あり。その地
赤道に接すといえども、常に濃陰日光をとざし、ときに驟雨暑気を洗い、やや清涼を覚ゆ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
。 (ひろびろと果てしない支那海は、ただ水と空と連なっているのをみるのみである。
赤道もそれほど遠くではなく、帆は夏三伏のような暑気の風をはらむ。日落ちて暑さの猛....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
った。 火星の世界を隅から隅まで見せてくれた。火星の人は地質的困難に打勝ために
赤道直下の砂漠地帯に北極と南極とから二条の運河を開鑿して、雪溶けの水を、砂漠に流....