赤鰯[語句情報] » 赤鰯

「赤鰯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

赤鰯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
にした、苦みばしった若者が現れた。 「おい、浪人さん――その刀は、どうしたんだ?赤鰯《あかいわし》ではねえということは、御連中さま、もうよく、お目を止められまし....
南北の東海道四谷怪談」より 著者:田中貢太郎
衛門は駈けよった。 「や、こりゃお岩が死んでおる」刀を見つけて、「こりゃ小平めの赤鰯じゃ、そんなら彼奴が殺したか」 伊右衛門は一方の襖をあけた。其処には小平が....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
は内藤、内藤伊織だ。はっはっは、妻恋坂殿様の御用人、あんまり性《たち》のよくねえ赤鰯《あかいわし》さ。はっはっはは」 「ぷうっ! おのれ! 汝《なんじ》はここの....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いう。 「伝来の刀とか、秘蔵の名剣とか、聞えている物ほど、ただ大事がるばかりで、赤鰯にしてしまっているのが多いようです。かあいい子を盲愛しすぎて、お馬鹿に育てて....