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起動
「起動〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
起動の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
ッチ・ヘッドをパチンと上に倒した。とたんに地下室の何処かでウウーンと低く電動機の
起動する呻り声が聞えてきた。僕はそこで穴から腕を抜いた。そしてヨロヨロする脚を踏....
「地中魔」より 著者:海野十三
わねえで全速力でやれッ」 子分は見る見る面をゴム毬のように膨らませたと思うと、
起動桿をグッとひいた。地底機関車は、獣のような呻り声をあげて、徐かに動き出した。....
「海底大陸」より 著者:海野十三
した。それはもう真夜中であったけれど、BBC管下の各放送局はあわただしく送信機を
起動して、この夢のようなメリー号の再出現を、全国にむけ臨時ニュースとして放送した....
「地球盗難」より 著者:海野十三
……。待て待て、こっちへ呼びかえさにゃ……」 博士は正面の配電盤にとびついて、
起動スイッチをポンポンと入れていった。電流計の針がブルッと震えたかと思うと、弾か....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
小さく、後部のものは自転車の原始時代に見るような素晴らしく大きなもので、それを、
起動機と制動機とで操作するようになっていた。
「ところで、遺産の配分ですが」と熊....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
本当に出航する顔つきになって、小さいエンジン類からはじめて、だんだん大きなものを
起動していった。 出航用意の命令は、本艇だけでなく、僚艇八|隻にも伝達された。....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
立方。 「これじゃ。この中に入っとる」 「まあ、危くありませんの」 「いや、まだ
起動して居らぬから危くない。この棒を抜くと、まず一部分に静かなる化学変化が起り始....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
る用意をしたまえ」 「はい」 通信士は、スイッチをひねって、写真電送のドラムを
起動した。このドラムの中に、薬品をぬった紙が入っていて、向こうから送る電波によっ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
らとまきあげていった。 このとき飛行島内のエンジンは、一基また一基、だんだんに
起動されていって、その響は飛行島の隅々までもごとごとと伝わっていった。巨大のエン....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
が親しまれた。 鶴見は鶴見で、『起信論』とは不即不離の態度を取って、むしろ妄心
起動を自然法爾の力と観て、その業力に、思想の経過から言えば最後の南無をささげよう....
「妖怪学」より 著者:井上円了
、通常の意識とは大いに異にして、意力の支配を受けざる思想の作用なり。換言すれば、
起動する思想を意力にて制限せず、ただ、自然に任じて連起するものをいう。ゆえに、自....