起抜け[語句情報] »
起抜け
「起抜け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
起抜けの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
一週間も居なかった日にゃ、門前|雀羅を張るんだわ。手紙一ツ来ないんですもの。今朝
起抜けから、自分で払を持つやら、掃出すやら、大騒ぎ。まだちっとも片附ないんですけ....
「早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
にお詫びしておきたい。 一 松の内も明けた十五日朝のことだった。
起抜けに今日様《こんにちさま》を拝んだ早耳三次が、花川戸の住居でこれから小豆粥《....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
たちが取って押さえて、無理往生に輿入れさせようというある日の朝、思い余ったお露は
起抜けに雨戸を繰ってあたら十九の花の蕾《つぼみ》を古井戸の底深く沈めてしまった。....