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起算
「起算〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
起算の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
百八十日はおなかのなかにいる由。でも又自然は微妙なものだから二百八十日をどこから
起算するかが、一応わかっているが、現実の場合には千差万別で、やはり正確になんか行....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
した。二十日から二八日までの間に、状況はちがったというわけでしょうか。その間から
起算して二週間(予防期間)とすれば、七八日頃になります。益※気にかかります。その....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
ば、冒頭《ぼうとう》に掲げた米人の言うごとく、おのおのが潔《いさぎ》よい愛情から
起算して、(親なり妻なり子なり、最も自分に近いゆえに最も自分に親しい情合《じょう....
「東西相触れて」より 著者:新渡戸稲造
その場所を以て基点とする位なものである。地理学者が東西を論ずる時、何処《どこ》を
起算点となすか、決して未だ一定してはいない。ただ普通には倫敦《ロンドン》の近郊グ....
「三国志」より 著者:吉川英治
ありません」 なおこの前後、孔明は、政堂に籠って、新しき蜀の憲法、民法、刑法を
起算していた。 その条文は、極めて厳であったので、法正が畏る畏る忠告した。 「....
「茶漬三略」より 著者:吉川英治
軽罪の者は、その反対に一日一日を待って。――すべて自分らがここへ入って来た日から
起算して、春なく秋なく日数で覚えているきりだった。 この牢の中では、一千六百四....