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趙
「趙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
趙の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奇遇」より 著者:芥川竜之介
な都合《つごう》の好《い》い身分はない。
実際また王生は、仲の好《い》い友人の
趙生《ちょうせい》と一しょに、自由な生活を送っていた。戯《ぎ》を聴《き》きに行く....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
り仕方はない。
少時学語苦難円 唯道工夫半未全
到老始知非力取 三分人事七分天
趙甌北《ちょうおうほく》の「論詩」の七絶はこの間の消息を伝えたものであろう。芸術....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
た。 また、元和の末年に李夷簡という人が蜀の役人を勤めていたとき、蜀の町に住む
趙高という男は喧嘩を商売のようにしている暴れ者で、それがために幾たびか獄屋に入れ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
くここに休んだり、泊まったりして、店はすこぶる繁昌した。 唐の元和年中、許州の
趙季和という旅客が都へ行く途中、ここに一宿した。
趙よりも先に着いた客が六、七人、....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
んだ。その家計もまた次第におとろえた。 これと同様の話がある。 宣州の節使|
趙鍠もまた額の上に一塊の肉が突起しているので、珠があるのではないかと疑われていた....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
では妻の亡骸を灰にして、その赤児を養育した。 海中の紅旗 丞相(大臣)の
趙鼎が遠く流されて朱崖にあるとき、桂林の帥が使いをつかわして酒や米を贈らせた。雷....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
盗が極めて多く、その出没すこぶる巧妙で、なかなか根絶することは出来ないのである。
趙尚書が臨安の尹であった時、奇怪の賊があらわれた。彼は人家に入って賊を働き、必ず....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
也」とするのが当りまえだが、わたしは阿Qの姓が何というか少しも知らない。一度彼は
趙と名乗っていたようであったが、それも二日目にはあいまいになった。 それは
趙|....
「狂人日記」より 著者:井上紅梅
ことを。それにしても用心するに越したことはない。もし用心しないでいいのなら、あの
趙家の犬めが何だって乃公の眼を見るのだろう。 乃公が恐れる理がある。 ....
「風波」より 著者:井上紅梅
と、胸の中が止め度なくはずんで来た。彼女は烏臼木の葉影を通して、ちびの太っちょの
趙七爺を見付け出したからである。彼はお納戸色のリンネルの長衫を著て、ちょうど今|....
「白光」より 著者:井上紅梅
て、箸もお碗も洗ってしまったが、陳士成はまだ飯も作らない。ここの長屋を借りて住む
趙錢李孫(源平藤橘)は長いしきたりを知っていて、およそ県試験の年頭に当り、成績が....
「村芝居」より 著者:井上紅梅
頓著なしに寄ってたかって囃し立てる。 わたしがそこにいて一番楽しみにしたのは、
趙荘へ行って芝居を見ることだ。
趙荘は比較的大きな村で平橋村から五里離れていた。 ....
「荘子」より 著者:岡本かの子
支離遜の語るのを聴けば聴くほど世の中は変りつつあった。強|秦に対抗すべく聯盟した
趙、燕、韓、魏、斉、楚、の合従は破れはじめ、これに代って各国別々に秦に従属しよう....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
なるのは決して困難でなかったろう。が、芸術となると二葉亭はこの国士的性格を離れ燕
趙悲歌的傾向を忘れて、天下国家的構想には少しも興味を持たないでやはり市井情事のデ....
「自来也の話」より 著者:岡本綺堂
、捕えられた本人はおぼえもない濡衣であると主張する。臨安の市尹は後に尚書となった
趙という人で、名奉行のきこえ高い才子であったが、何分にも証拠がないので裁くことが....