趨る[語句情報] » 趨る

「趨る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

趨るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
を下して曰く、北せんとする者は左せよ、北せざらんとする者は右せよと。諸将多く左に趨る。王|大に怒って曰く、公等みずから之を為せと。此時や燕の軍の勢、実に岌々乎と....
「或る女」についてのノート」より 著者:宮本百合子
、余の弱きを支へ給へ。余をして汝の卑きながら忠実なる僕たらしめ給へ。若輩は徒事に趨るもの多し。願くば余を其道より引き戻し給へ。余は彼女を恋せず。彼女は依然として....
連環記」より 著者:幸田露伴
として弾呵してある経文もあるが、保胤のは慈念や悲念が亢ぶって、それによって非違に趨るに至ったのでも何でもないから、本より非難すべくも無いのである。 ただし世法....