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足を抜く
「足を抜く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
足を抜くの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
堪えられなくなったと見えて、必死の力をふるって起ちあがると、ようように泥の中から
足を抜くことが出来ました。それから検めてみると、牛の腹の下には古い箒のようなもの....
「旅愁」より 著者:横光利一
押し締めて来た。二人は身動きも出来ないばかりか、両足の間へも跳ね返って来る茎から
足を抜くのも困難だった。
「もう少し行きましょう。折角ここまで来たんですもの。抜....
「善悪両面鼠小僧」より 著者:国枝史郎
泉屋、湯治に行くか」 「行ってもよろしゅうござりましょうか?」 「つまり江戸から
足を抜くのさ」 「……でも私がそうなりましたら、旦那の手落ちにはなりますまいか?....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
寸は確かに足がはいってしまう。稀には七、八寸位ですむこともあるけれどもどうもその
足を抜くのが困難です。それゆえに杖をもってよい塩梅に舵を取ってズブリズブリ渡って....