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「足利幕府〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

足利幕府の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
応仁の乱」より 著者:菊池寛
が地方に波及|伝播し地方の大争乱を捲き起したのである。 戦国時代は此の遠心的な足利幕府の解体過程の中に生れて来たのである。....
雪たたき」より 著者:幸田露伴
し、其土地の利を図り、其人民に幸福を齎らすものであったか知れぬのであった。それで足利幕府でも領主でも奉行でも、何時となくこれを認めるようになったのである。此等の....
弓道中祖伝」より 著者:国枝史郎
いまでに現われた。すなわち野武士浪人が、日本の国中に充ちたのである。それ以前から足利幕府に、伝統的に反抗し、機会さえあったら足利幕府に、一泡吹かせようと潜行的に....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
った。 このことは、建武中興の失敗、数十年にわたる京方と吉野方との抗争、そして足利幕府の専横等によって、室町時代朝廷がその全勢力の上で、鎌倉時代に比べても一層....
私本太平記」より 著者:吉川英治
布した政令十七条の 建武|式目 は、時をえていた。 つまり憲法である。 “足利幕府憲法”であって、これの公布と共に、 幕府ヲ京都ニ置ク という根本も、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、おもてむき故人の遺徳に報う行事として、以後は年々行われたが、初めのほどは、まだ足利幕府の力もよわく、三代将軍の義満の治にいたるまでは、なお南北両朝の争いも絶え....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
寺史の「法山の寺統と外護」の一節を取ってくると、こういう一例を語ることができる。足利幕府の崩壊を前にして、三好細川の乱の後、将軍|義昭をたすけて、それを織田信長....