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「足利時代〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

足利時代の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
代のことですから、本当の佐倉の事件として上演するわけには行きません。世界をかえて足利時代の芝居にしてあるのですが、渡し守甚兵衛と幻長吉が彦三郎、宗吾が小団次、宗....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
き合わせようとした。 庶人が鷹を飼うことは遠い昔から禁じられている。鎌倉時代、足利時代、降って徳川時代に至っては、その禁令がいよいよ厳重になって、ひそかに鷹を....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
のは、戒壇は日本が世界的な地位を占めるときになって初めて必要な問題でありまして、足利時代や徳川時代には、まだ時が来ていなかったのです。それで明治時代になりまして....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
の定期刊行物をながめるほうが、彼らが感心したふりをしている初期のイタリア作品や、足利時代の傑作よりも美術鑑賞の糧としてもっと消化しやすいであろう。彼らにとっては....
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
た処からである。此時代になって、兵農の分離は全く明かになり、地方的な商業も興り、足利時代に盛になった堺を始めとして、東の小田原、西の大阪、山口等次第に都会の形成....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ど過去、現在、未来の差別はないのでございまして。……でも無理にそんな真似をして、足利時代の絵巻物をくりひろげてお目にかけて見たところで、大した価値はございますま....
鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
派乾流」という本なのである。 三 その有名な妖術書の「南宗派乾流」は足利時代に、第一巻九重天だけ、日本へ渡って来たのである。第一巻九重篇だけでも、ど....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
ハハハ」 と物凄く笑う。 真に気味の悪い笑声である。 八幡大菩薩の大旗を、足利時代の八幡船のように各自船首へ押し立てた十隻の日本の軍船が、太平洋の浪を分け....
大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
な言葉は爾来代々の盗賊によっていい伝えられ語り継がれて来て、源平時代、北条時代、足利時代、戦国時代、豊臣時代を経過してとうとう徳川も幕末に近い文政時代まで伝わっ....
血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
と思った。 彼は下総の国、佐倉の郷士、伊東忠右衛門の忰であった。伊東の家柄は、足利時代に、下総、常陸等を領していた、管領千葉家の重臣の遺流だったので、現在の領....
剣侠」より 著者:国枝史郎
利尊氏が、これも源氏というところから、その金を利用したということじゃ。更に下って足利時代に入り、鎌倉の公方足利成氏、管領上杉|憲忠を殺した。憲忠の家臣長尾|景晴....
深見夫人の死」より 著者:岡本綺堂
君の口から奥さんに洩らされた。 次郎君も勿論くわしいことは知らないのであるが、足利時代の遠い昔、三好家はその土地における豪族であって、なにかの事情からKの土地....
馬琴の小説とその当時の実社会」より 著者:幸田露伴
述は、皆当時の実社会に対して直接な関係は有して居りませぬので、皆異なった時代――足利時代とか鎌倉時代とか大内氏頃とか、最も近くても数十年前の時代を舞台にして描い....
迷信解」より 著者:井上円了
て天狗の怪談の起こりたるは、およそ千年ほど以前のことである。そののち源平時代より足利時代に当たりて、その怪談が大いに流行したものと見ゆ。そのうちにて世間によく知....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
察せられる(天文十七年正月十八日、同十九年閏五月七日)。 以上の事実によると、足利時代の唱門師が下級の陰陽師で、祈祷もすれば初春の祝言も唱えると、近世の大和・....