足名椎[語句情報] »
足名椎
「足名椎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
足名椎の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
かせた。それによると女の父は、この川上《かわかみ》の部落の長《おさ》をしている、
足名椎《あしなつち》と云うものであった。ところが近頃部落の男女《なんによ》が、続....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
ねになりました。 おじいさんは、 「私は、この国の大山津見と申します神の子で、
足名椎と申します者でございます。妻の名は手名椎、この娘の名は櫛名田媛と申します」....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
いう(『日本紀』一)。この夫妻の名をかく書いたは宛字《あてじ》で、『古事記』には
足名椎手名椎に作る。既《はや》く論じた通り、上古の野椎ミツチなど、蛇の尊称らしき....
「手長と足長」より 著者:喜田貞吉
諏訪には手長大明神・足長大明神の二社がある。諏訪旧蹟誌(安政四年)には、手名椎・
足名椎を祭ったのであろうと書いてあるけれども、単に手足相対することと、呼声の近い....