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足型
「足型〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
足型の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「いのちの初夜」より 著者:北条民雄
は義足が二本転がっていた。義足と言ってもトタン板の筒っぽで、先が細まり端に小さな
足型がくっついているだけで、玩具のようなものだった。がその次の男に眼を移した時に....
「特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
造使用セラレタルコトハ、例エバ明治三十九年東京市下谷区御徒町仁愛堂発行ノ「義手義
足型録」ニ依リテ公知ノ事実ナリ、仍リテ本願ハ特許法第一条ニ該当セザルモノト認ム』....
「地中魔」より 著者:海野十三
探偵大辻又右衛門と一緒に、この事件の探偵にあたっている。 大辻の方は、「岩」の
足型を後生大事に抱えているのに対して、わが三吉は理科大学の造築場へ、月島から搬ん....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
き込まれている飾付の鍵を見て、検事は慄然としたらしかったが、足許から始めて、床の
足型を追いはじめた。跡方もなく入り乱れている、扉口から正面の窓際にかけての床には....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
いに関しては、目をつぶっていても思い浮ぶほど知っていた。たとえ今日の行程が、鳥の
足型もない全くの新しい雪にしても、別段おそれることは無い。結局は、誰かが最初に足....
「後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
闥に云うと、 「縁日の前日が掃除日でして、未だ三日許りしか経ちませんのですから、
足型が残ると云う程の埃はありません。その時、此の筒提灯の中も掃除しますので」 ....
「見えざる人」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
ん中の石床の上に、その巨人のような使丁の横柄にかまえた両足の間に、灰色の筋ばった
足型が白雪の上に押されてある事が疑うべからざる事実となった。 「しまった!」アン....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
、現場検視のソモソモの時から足跡の有無や、足跡があった場合にはその特徴等について
足型もとっておくなど、誰に頼まれなくとも調査が行きとどいていなければならないでし....