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「足形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

足形の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
登山の朝」より 著者:辻村伊助
スの口を開いた、シュレック・フィルンを横切ることはできなかった。 ここからもう足形はない、雪は堅く凍って、靴底の釘がガリガリ食い入るだけで、今までよりもかえっ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に似たりとも、鶏足に似たりともいう。 ドイツの俚説に灰上に家鴨《あひる》や鵞の足形を印すれば、罔両《もうりょう》ありと知るという(タイラー『原始人文篇』二板、....
四次元漂流」より 著者:海野十三
はかった上で、周囲に木の枝を刺して目印にした。おそらく明日あかるくなったら、その足形を紙の上にうつしとるつもりなのであろう。 道夫の憤激 その翌日、木見....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
に輝いていた。 「親分。」彦兵衛が帰って来た。「ぴったり合いやす。あれは八州屋の足形《あしがた》に違えねえ。」 「深かあねえか。」 「へえ、そう言やあちと――。....
山の人生」より 著者:柳田国男
留所の辺には、昔大太法師が架けたという橋があり、それからわずか南東にある足跡は、足形こそしてはいるが、面積は約三町歩、内部は元杉林であったが、今では文化住宅でも....
イグアノドンの唄」より 著者:中谷宇吉郎
食動物は、こういうところでは、生存し得ないはずである。 第二に、ラングール猿の足形は、どんなに大きいものでも、長さ八吋を越えるものは、今まで知られていない。と....