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足溜まり
「足溜まり〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
足溜まりの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の通夜の晩に、亀吉はおころの露路の近所をうろ付いていた。半七と松吉は荒物屋の店を
足溜まりにして、かの空地のあたりを見張っていた。 夜も九ツ(午後十二時)を過ぎ....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
うな白い片々となって、汁でも迸りそうに、あたりに散らばる、鉈の穿った痕の雪道を、
足溜まりにして、渡った。 屏風岳は、近く眼前に立て廻され、遥かに高く常念岳は、....
「レンブラントの国」より 著者:野上豊一郎
Graven Hage(伯爵の囲い地)――が示す如く、昔は領主(伯爵)の狩猟の
足溜まりの場所だったのが、近代に至って政治・外交の中心地となっても、その色彩はず....
「乳を刺す」より 著者:邦枝完二
分や一両は、握らしたに違えねえ。坊主の住居は、浜松町だそうだから、丁度都合のいい
足溜まりだ。しけ込んだ上で、何を企むか知れねえって奴だ」 「成程」 「伊吹屋へ上....