足芸[語句情報] » 足芸

「足芸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

足芸の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
のは、以前は、両国の小屋で、軽業《かるわざ》の太夫として、かなり売った女だった。足芸、綱渡り、剣打ち、何でも相当にこなして、しかも、見世物切っての縹緻《きりょう....
涼味数題」より 著者:寺田寅彦
ある。一夏に一度か二度かは母に連れられて、この南磧の涼みに出かけた。手品か軽業か足芸のようなものを見て、帰りに葦簾張りの店へはいって氷水を飲むか、あるいは熱い「....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
だ。さあ与八、ここに軽業《かるわざ》がある」 「なるほど、こりゃあ軽業だ、軽業、足芸、力持。やあ、大した看板だ、この小屋が今までのうちでいちばん大きいね、これな....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
らも市が栄えたというもので、彼等は僅少の犠牲で原価を取戻し、こちらは少々の手わざ足芸でうまく要領を外したという取柄があるのであります。しかし献上隊の奴等は、今の....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
小蝶。連れ子ヤス五歳。 綱渡。浜作。三味線。妹カツ。カツの娘スミ四歳。 曲持足芸。慶吉。右上乗。三次。後見三太郎。妻ミツ。倅参次三歳。上乗又吉。笛吹。当松。....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
ていて、看板を見る人達が、小屋の前に集まっていただけなのさ。 二足芸をする若い女太夫、一人で八人分の芸を使う、中年増の女太夫、曲独楽を廻す松井源....
だいこん」より 著者:久生十蘭
ラとわきだし、ひと蹴り蹴ってやらないとおさまらないような気持になる。 あたしの足芸もずいぶん古いものだ。あたしがママのお腹をポンポン蹴っとばすので、ママは馬の....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
の寒いことといったらないです。ところが何が役に立つか分らないもので、子供の時分に足芸の軽業を見たことがありますがあれを不意と思い出しました。 さてこういう時に....