足趾[語句情報] » 足趾

「足趾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

足趾の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
すなわち言語で言い顕わし得ぬ冥々の裡に、わが国万古不変の国体を一時に頭の頂上より足趾《あしゆび》の尖《さき》まで感激して忘るる能わざらしめ、皇室より下|凡民《ぼ....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
の門下が並んで同吟していた。相当出来た人ばかりであったが、その中の一人が正座した足趾の先で拍子を取っているのを敏感な翁が発見した。 「コラコラ。お前は足の先で拍....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、豹駝《ジラフ》、鹿、牛、羊、駱駝、豚、河馬《かば》等これに属す。奇趾類とはその足趾の内、人間の中指に相応するやつが左右整等で、その他のどの趾よりも大きいので、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
飛び下るを助くるが、コルゴの飛膜は前後脚間に止まらず前脚と頸側、後脚と尾の間にも足趾間にも張られ居る状《さま》蝙蝠《こうもり》に髣髴《ほうふつ》たり。だが蝙蝠の....
紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
」 そう言って、高い木沓を脱ぐと、なかから、それは異様なものが現われた。双方の足趾は、いずれも外側に偏っていて、大きな拇趾だけがさながら、大|箆のように見える....
山の人生」より 著者:柳田国男
または単に繩で足の一部分を縛って、たいていは足一杯の草履は履かなかった。すなわち足趾のつけ根の一番力の入る部分を、保護するだけをもって満足したのであった。 た....