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「足部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

足部の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、善八が待っていた。 「早速だが、善八。これからすぐにお台場へ行って、人入れの人足部屋を洗ってくれ。おれも今まで気がつかなかったが、例の伝蔵の奴め、お台場人足の....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
知れねえから……」 と、ヒューリングがまず西洋|鎧のような、|鉄葉ズボンという足部保護具をつける。これを着けないと、いつ未訓練のやつに、がりがりっとやられるか....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
た。極度に老衰した吉左衛門の容体、中風患者のこととて冷水で頭部を冷やしたり温石で足部を温めたりするほかに思わしい薬もないという清助の話を聞くだけにとどめて、やが....
香奠」より 著者:豊島与志雄
明瞭な折に、断片的に云った言葉をよせ集めて、想像してみますと、彼は九月頃から時々足部の麻痺を感じていたらしいんです。でも脚気だということは誰にも云わず医者にも診....
正午の殺人」より 著者:坂口安吾
もので、全裸で自殺することが奇怪であるのが第一。それ以上に奇妙なのはバスタオルが足部にかかっていることであった。犯人が犯行後にかけたものでないとすれば、自殺の瞬....
伯林の落葉」より 著者:岡本かの子
な乾いた反動の音をたてた。その音は、外部に発しないで、一種の確実さをもって、彼の足部から彼の黒い熱塊のような苦痛に満ちた頭部へ衝き上った。程よい衝動は彼の苦痛に....
ロボットとベッドの重量」より 著者:直木三十五
、眼を閉じて、疲労を休めてから、腹部の蓋を閉じて、静かに、ロボットを抱き上げた。足部は、重かったが、桐のように軽るいロボットは、俊太郎のベッドの上へ、横になった....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
しつつ進みましたけれども、折々|昏倒しかかるその上に持病のリューマチのために急に足部が痛み出してほとんど進行することが出来なくなって来ました。 いかにも....