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「足長蜂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

足長蜂の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎教師」より 著者:田山花袋
の格子を取りはずしてくれた。光線は流るるように一室にみなぎりわたった。窓の下には足長蜂が巣を醸してブンブン飛んでいた。大家の庭樹のかげには一本の若竹が伸びて、そ....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
かしら大※ものを舞った。 その後シテの時にどこからか舞台に舞い込んで来た一匹の足長蜂が大※の面の鼻の穴から匐い込んで、出口を失った苦し紛れに大賀氏の顔面をメチ....
怪異考」より 著者:寺田寅彦
虫だという説がある、また常陸ではその虫を大津虫と呼んでいる。虫は玉虫色をしていて足長蜂に似ている」という記事もある。 以上の現象の記述には、なんらか事実に基づ....
魔味洗心」より 著者:佐藤垢石
それが熊蜂であったなら、鱒の奴、ひどい目にあうのだ。 胃袋へ嚥み下したところで足長蜂や蜜蜂であったなら、間もなく往生しようが、大きな熊蜂であると、軽くは死なぬ....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
ぬ 片恋のわれをあはれと鈴麦の花さく傍を通ひ来にけり 夕青き微光の中をあがりゆく足長蜂は足を垂らせり 玉赤き蝋マツチする草のなかすでに蛍の臭気むせべり こうし....