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足首
「足首〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
足首の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
った。頤から下を、同じく純白の絹でもって身体にピタリと合う服――というよりも手首
足首にまで届くコンビネーションのような最新の衣裳を着、その上に幅広の、きわめて薄....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
り凧になったから、疲れたんですよ。まあこの可愛いいアンヨは」 お妻が、ミツ子の
足首を軽く撫でながら、口の中にも入れたそうにした。 「ミツ坊が産れたんで、家の中....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
たとき、呀ッという間もなく、足許に転がっている大きなものに突当り、イヤというほど
足首をねじった。その途端に、足許に転がっていたものが解けるようにムクムクと起き上....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
には、細いぐにゃぐにゃした脚が三本、垂直に立って床を踏みつけていた。脚の先には、
足首と見えて、魚のひれのように、三角形になった扁平なものがついていた。脚の二本は....
「海底都市」より 著者:海野十三
た。 腕は短く、手はひろがって鰭《ひれ》のようであった。脚は太くて長かったが、
足首のあたりから先は、やはり尾鰭《おひれ》のような形をしていた。鰭らしいものが、....
「金属人間」より 著者:海野十三
か。博士というやつは、いろいろなからくりを作るのがじょうずですからね」 「きみの
足首を斬った犯人が姿を見せないので、きみはからくり説へ転向したというわけか」 ....
「大脳手術」より 著者:海野十三
付けてきて、元の座にすわり直した。私は毛脛を引込めて、たくしあげてあったズボンを
足首の方まで下ろした。 「……」 「まさか君は、大切な二本の脚を……」 「何だと....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
、部屋の真中に立ったが、足許に輪投げの輪が落ちていたのにつまずいて、もうすこしで
足首をねじるところだった。 「誰がこんなものをここに持ち込んだのでしょう。こうい....
「空気男」より 著者:海野十三
そのとき思いがけないことが起った。 突然博士の身体は、強い風にあおられて、
足首を電線にひっかけてしまった。 「失敗った」 と思ったとたん、またひとしきり....
「怪塔王」より 著者:海野十三
傷は、本職のお医者さまが見てすぐさま治療してくれました。かなり出血があり、そして
足首のところで骨がはずれているということでありました。でも当人はたいへん元気だか....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
井の節穴がきらきらうごくような気がした。 (人の眼?) と思ったが、男は、彼の
足首を握って、念いりに洗うのであった。そのとき男は、しきりに彼の足の指――ことに....
「転機」より 著者:伊藤野枝
かと思うと、ぬるぬると、何ともいえぬ気味悪さで、五本の指の間にぬめり込んで、すぐ
足首までかくしてしまった。そのつめたさ! 体中の血が一度に凍えてしまう程だ。二三....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
重、そこのお京は、気息もしない。はじめからの様子も変だし、消えたのではないか、と
足首から背筋が冷い。 衣の薫が、ほんのりと、お京がすッとそこへ出た。 ....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
リ…… ハッと手を挙げて、珊瑚の六分珠をおさえながら、思わず膠についたように、
足首からむずむずして、爪立ったなり小褄を取って上げたのは、謙斎の話の舌とともに、....
「多神教」より 著者:泉鏡花
でござりますかね。(下より神職の手に伸上る。) 笛の男 (おなじく伸上る)手首、
足首、腹の真中(我が臍を圧えて反る)ひゃあ、みしみしと釘の頭も見えぬまで打込んだ....