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跡地
「跡地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
跡地の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カインの末裔」より 著者:有島武郎
狐色に変った。
「こんなに亜麻をつけては仕様《しよう》がねえでねえか。畑が枯れて
跡地には何んだって出来はしねえぞ。困るな」
ある時帳場が見廻って来て、仁右衛門....
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
、ことにより外国人の悪感を買うの具とも成りぬべし。 これに反し、流失せし旧社殿
跡地の周囲に群生せる老大樹林こそ、古え、聖帝、名相、忠臣、勇士、貴嬪《きひん》、....
「糸繰沼」より 著者:長谷川時雨
げこう》されたという古い家柄で、代々|阪上田村麿《さかのうえたむらまろ》将軍の旧
跡地《きゅうせきち》に、郷神社《さとじんじゃ》の神官をしていらっしゃるとかで、当....
「婚期はずれ」より 著者:織田作之助
だ。それで銭湯へしのんで行くには便利だったが、勝手口が路地の中にあるゆえ、まるで
跡地裏長屋に住んでいるようにも見え、仲人が来るたびにおたかがそわついたのも、一つ....