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跫然
「跫然〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
跫然の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「化銀杏」より 著者:泉鏡花
広き旅店の客少なく、夜半の鐘声|森として、凄風一陣身に染む時、長き廊下の最端に、
跫然たる足音あり寂寞を破り近着き来りて、黒きもの颯とうつる障子の外なる幻影の、諸....
「活人形」より 著者:泉鏡花
出す短銃。 幸い狙いは外れたれど泰助はやや狼狽して、内より門を開けんとすれば、
跫然たる足音門前に起りて、外よりもまた内に入らんとするものありけり。 泰助蒼く....