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跳ね上がる
「跳ね上がる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
跳ね上がるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
消え行く怪物 甲斐博士が、恐しそうに身を後に引くのと、怪物の死骸がぴょんと
跳ね上がるのとが同時であった。 「あっ」 解剖に立会っていた者で、青くならない....
「博物誌」より 著者:岸田国士
ずませる。 彼女らは、煮立ったフライ油のねっとりとした雫のように、草のなかから
跳ね上がる。 彼女らは、睡蓮の広い葉の上に、青銅の文鎮のようにかしこまっている....
「蟹工船」より 著者:小林多喜二
て、頭を何度も下げた。 皆は遠くから飾りのついた短剣が、歩くたびに尻に当って、
跳ね上がるのを見ていた。どれが、どれよりも偉いとか偉くないとか、それを本気で云い....
「莢豌豆の虫」より 著者:佐藤垢石
だ。あとは、再び静寂にかえった。 山女魚が、低い宙を飛ぶ羽虫を追って、水面から
跳ね上がるのは毎日見ている。珍しいことではない。だが、青虫をにらんで水底から水面....