跳梁跋扈[語句情報] » 跳梁跋扈

「跳梁跋扈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

跳梁跋扈の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
い当てさせるのも、彼が一つの興味となった。 しかしこの時代でも、こうした悪鬼の跳梁跋扈をいつまでも見逃がしてはおかなかった。殊に天下もようやく一統して、徳川幕....
文学に関する感想」より 著者:宮本百合子
著述家の上には、その生活の一歩ごとに労働者をかくも抑圧し圧迫するその同じ闇の力が跳梁跋扈していることを理解し、また感ずるであろう。」(レーニン)〔一九三二年十二月〕....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
しても、鎌を買う資本がない、従ってかの女、いや、あの野郎の狼藉にまかせてあるが、跳梁跋扈の凄じさは、時々切って棄てないと、木戸を攀じ、縁側へ這いかかる。……こん....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
行|榊原主計守、二人ながら立派な名奉行であったが、鼓賊にだけは手が出せなかった。跳梁跋扈に委すばかりであった。 この評判を耳にして一人|雀躍して喜んだのは、「....
魔都」より 著者:久生十蘭
会の大気の中に、さながら空気中のアルゴンの如くに無慮無数の魑魅魍魎がほしいままに跳梁跋扈しているように感じられてならぬと嗟歎したが、げにもっともな感想であった。....
スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
羅場となり、亡命者や、王党側の暴れものや、そのほか、あらゆる国境の荒くれ男どもが跳梁跋扈したのである。しかし、それからもういく年か過ぎ、この時分には当時の物語を....