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踏み躙る
「踏み躙る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
踏み躙るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
成吉思汗《ジンギスカン》の陣営へ来ればよし、さもなければ、城も人も、木っ葉微塵に
踏み躙るまでのことだ。札木合《ジャムカ》! 返答はどうだっ! 札木合《ジャムカ》....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
ら上から這いかかり乗りかかる。怪我をする。血を流す。嘔吐く。気絶する。その上から
踏み躙る。警官も役人も有志も芸妓も有ったもんじゃない。皆血相の変った引歪んだ顔ば....
「地上」より 著者:島田清次郎
った。彼は常々「貧乏である」というだけのことで、世間が一切の自然な対等的な要求を
踏み躙ることを当然にしているような事実に反抗せずにはいられなかった。彼にはそれに....
「自分を鞭打つ感激より」より 著者:小川未明
められるのか、私は、それを解することができなかったのです。 人間には、弱い者を
踏み躙るという、醜い本能があります。私は子供の時分から、敏感にそのことを感じまし....