踏倒し[語句情報] » 踏倒し

「踏倒し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

踏倒しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
山なす借金、所詮払えそうもないので、ドウセ毒皿だ、クソ、ドシドシ使い込んでやれ、踏倒して逃げてやれ、と悪度胸を据えた時もあります。然しもう潔く観念しました。返え....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
出しても人は住まず、持余しものになるのを見済まし、立腐れの柱を根こぎに、瓦屋根を踏倒して、股倉へ掻込む算段、図星図星。しゃ!明神様の託宣――と眼玉で睨んで見れば....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ったからとて、遠慮すればその外を通れない道ではないのに、こうして人間を蹴散らし、踏倒して通る大名行列というやつの我儘《わがまま》と、その我儘を助けるお供の侍ども....
秘密の庭」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
大使ガロエイ氏一家――ことに娘のマーガレット・ブレーアムと馴染だった。彼は借金を踏倒して国を逃出し、今では軍服、サーベル、拍車で歩きまわって、英吉利風の礼儀をす....