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「踏潰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

踏潰の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
あがる、握飯の。」 「成程、変だ。」……歯入屋が言った。 「そうよ、其奴を、旦が踏潰して怒ってると、そら、俺を追掛けやがる斑犬が、ぱくぱく食やがった、おかしかっ....
縷紅新草」より 著者:泉鏡花
」 「ご新姐、それがね、いや、この、からげ縄、畜生。」 そこで、踞んで、毛虫を踏潰したような爪さきへ近く、切れて落ちた、むすびめの節立った荒縄を手繰棄てに背後....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
なった。すこしでも強い者、すこしでも運のいい者が、前に居る奴の背中を乗越え、頭を踏潰して、前へ出た。腰から下半身一帯は、遭難者の身体から迸り出た血潮で、ベトベト....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
の禽、釜中《ふちゅう》の魚となって居るので、遅かれ速かれどころでは無い、瞬く間に踏潰《ふみつぶ》されて終うか、然《さ》無《な》くとも城中|疑懼《ぎく》の心の堪え....
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
人を遣ったろうと思う、若《も》し然《そ》うだと二拾人も角力取が押《おし》て来れば踏潰《ふみつぶ》して了《しま》う、然うだろうよ」 花「サア先生《しぇんしぇい》....
大阪を歩く」より 著者:直木三十五
ぼろの出る粗悪品を輸出したりして、大阪商人及び大阪人の面目玉《めんぼくだま》を、踏潰《ふみつぶ》した、野郎共は、他国の、奴にちがいない。 大阪商人の代表として....
私の個人主義」より 著者:夏目漱石
ような道を通り過ぎた後なら致し方もないが、もしどこかにこだわりがあるなら、それを踏潰《ふみつぶ》すまで進まなければ駄目ですよ。――もっとも進んだってどう進んで好....
オンチ」より 著者:夢野久作
り抜けた時も、何とも云わなかったかい」 「ウン。慌てていたせいか、鋳型を一箇所|踏潰したんで、怒鳴り付けられただけだ」 又野が大きな欠伸を一つした。 「ああ睡....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
れたのかわからないが昨夜の大きな酒樽が引っくり返って、栓が抜けている横に、汁椀が踏潰されている。通夜の連中に飲ましてやるつもりで、残しておいた酒は一滴も残らず破....