踏破る[語句情報] » 踏破る

「踏破る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

踏破るの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註」より 著者:宮本百合子
やっていたら、突然、桑田さんの方で泥棒! 泥棒! と叫ぶ声がして、バリバリ竹垣を踏破る音が起った。母は、さっと廻転椅子を立ち上るなり、物をも云わず庭に向ってまだ....
南国太平記」より 著者:直木三十五
」 とか 「わーっ」 とか、いう叫びと一緒に、畳を踏む音、柱を擲《なぐ》る音踏破る千山、万岳の煙 狭い家の中が、叫喚と、どよめきとに充ちた。一人が 「騒々....