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踟
「踟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
踟の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
万坪の内八万坪、五十三名の地主の内十九名は、売渡承諾の契約書に調印してしまった。
踟※する者もあった。余はある人に斯う云うた、不用の地所があるなら兎も角、恰好の代....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
が! どうでも勝手にすッがええ」 母は武男が常によく孝にして、わが意を迎うるに
踟※せざるを知りぬ。知れるがゆえに、その浪子に対するの愛もとより浅きにあらざるを....
「平凡」より 著者:二葉亭四迷
でらっしゃいな。」 と私の面《かお》を瞻上《みあ》げた。ええとか、何とかいって
踟※《もじもじ》している私の姿を、雪江さんはジロジロ視ていたが、 「まあ、貴方《....
「緑色の太陽」より 著者:高村光太郎
自分の胸にある燃えるような色彩も、夢のような TON(調子)も抑えつけようとして
踟※逡巡している人も少くないようである。いわゆる地方色に絶対の価値を与えて、それ....