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蹊
「蹊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蹊の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
行している。
桃李
「桃李《とうり》言わざれども、下|自《おのずか》ら
蹊《けい》を成す」とは確かに知者の言である。尤《もっと》も「桃李言わざれども」で....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ついて歌道を修め、京都に上って冷泉殿の歌会に列したこともあり、その後しばらく伴蒿
蹊に師事したこともあるという閲歴を持つ人である。半蔵がこの人に心をひかれるように....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
くここに集合するようになったのは、いわゆる「桃李|不レ言《ものいわず》、下自為レ
蹊《しもおのずからけいをなす》」である。 一八二六年、ロンドン大学が創立され、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《たお》るる重量で竜も潰《つぶ》れ死すと見ゆ)、『質屋庫』より数年前に成った伴蒿
蹊《ばんこうけい》の『閑田次筆《かんでんじひつ》』二やそれより七十年前出来た寒川....
「魚妖」より 著者:岡本綺堂
とも言えません。これはわたしの友達の小沢蘆庵から聴いた話ですが、蘆庵の友達に伴蒿
蹊というのがあります。ご存じかも知れないが、蘆庵、蒿
蹊、澄月、慈延といえば平安の....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
な刃物《はもの》で腿と胴の間の外皮《かわ》を一寸ほど切る。其処《そこ》は人間の鼠
蹊部《そけいぶ》というような処《ところ》で外皮を切れば腿の肉は胴の肉と離れている....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
つ美なるはシドニー以上にして、欧米の植物園をしのぐというも過賞にあらず。この落葉
蹊をうずむるの晩秋に当たりて、緑草紅花、満園春の光景を呈す。当日サベージクラブ(....