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蹙む
「蹙む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
感ぜぬ中に死し去りたる証拠ならずや、余は実に爾う思いたり、此老人は突れてより顔を
蹙むる間も無きうちに事切と為りしなりと、若し真に顔を
蹙むる間も無かりしとせば如何....
「連城」より 著者:田中貢太郎
蘭窓に向って碧荷を繍す 刺して鴛鴦に到って魂断たんと欲す 暗に針綫を停めて双蛾を
蹙む というのであった。 また連城の刺繍の巧みなことをほめて、 繍線|挑し来....